当サイトで人気の高いファクタリング会社

ファクタリング会社はどんどん増えている

ファクタリングは売掛債権を買い取ることで企業の売掛金の早期資金化に貢献する事業です。
金融業とは異なり、現段階では開業するために免許を取得したり届け出をしたり、ということは必要ないため、参入しやすいということが挙げられますが、やはり銀行や金融業者では対応しきれない資金調達需要の多さに着目した企業家がどんどん参入してきている、という見方が正しいでしょう。
その一方で、俗に悪徳金融業者と呼ばれるような企業も、ファクタリングを隠れ蓑にする形で参入してきていますので、今まで以上に業者選びには慎重な判断が必要になってきています。

【注意】ファクタリング業者によって、取引内容が異なる

  • 個人事業主の売掛金売却に対応するのか
  • 売掛金の掛け目の付け方や買取の方法
  • 債権譲渡登記をどのように扱っているのか
  • 債権譲渡通知書(内容証明)をどのように扱っているのか

上記の部分だけでも、ファクタリング会社によって対応が異なります。
例えば貴社に100万円の売掛金が5社分あり、月末に100万円の資金需要があったとして、ファクタリングでの調達を考えている場合、あなたが相談してるファクタリング会社はどのような対応を提案してくるでしょうか?

  • 手数料を見越して2社分の債権を買い取り、200万円の売掛金に対して掛け目を提示してくる
  • 売掛金を100万円で5社分すべて買い取ろうとする
  • 1社分の買取を行い、100万に満たない買取金額を提示してくる

実際の問題として、現状のファクタリング会社の対応としては上記全てあり得ます。
その理由は、ファクタリングという売掛金買取事業に対する各社の解釈が異なるためです。
ファクタリングは売掛債権を買い取ることによる権利の移転のみで資金を提供する仕組みであるため、
ファクタリング会社にとっては売掛金の内容によってはリスクが高い取引になるケースもあります。
そのリスクを軽減するため、ファクタリング会社によっては貴社の売掛金全てを押さえてしまおう、という動きをしてくる訳です。

では、どの提案をしてくれるファクタリング会社が貴社にとってメリットが高いでしょうか?

私の見解では、1番目の「手数料を見越して2社分の債権を買い取り、200万円の売掛金に対して掛け目を提示してくる」会社が貴社にとって最も良い提案をしてくれるファクタリング会社ということになります。
月末に100万円の資金ショートが見込まれ、資金需要がある訳ですから、100万円以下の資金調達では結局複数のファクタリング会社と取引することになってしまいます。
そのため、3番目のファクタリング会社ではそもそもの目的を達成できないことになります。

2番目の、貴社の全債権を買い取った上で100万円の資金というのは望ましくありません。
結果として、目前の資金ショートに対する資金調達自体は成功しますが、本来売り渡す必要がない売掛債権まで押さえようとしてくるのは好ましくありませんね。

実際にお話をお伺いしていると、2番目の対応を提案してくるファクタリング会社はかなり多いようです。
ファクタリング会社側の意図としては、

  • 他社とも付き合われると困るから
  • 売掛金の掛け目にゆとりはあるので、さらに資金が必要であれば検討可能なので

など、様々な見解があると思われますが、「売掛債権を適価で売却し、売掛金に見合った額の資金調達をする」というファクタリング本来の目的からすればやはり好ましくありません。

ファクタリングを利用する際はできるだけ時間にゆとりを持ち、複数の会社の提案を聞いた上で、
「資金需要と売掛債権を鑑み、資金調達に必要な売掛金のみを買い取る」提案をしてくれるファクタリング会社と付き合うようにしましょう。

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